治療法
抗がん剤による治療や放射線治療が中心
悪性リンパ腫の治癒を試みる場合は、まずは完治でなく完全寛解という状態を目指します。完全寛解とは、腫れているリンパ節や病変が小さくなって消滅する、あるいは正常の大きさに戻ることを刺します。完全寛解のあと、経過をみて再発がみられないときを完治といいます。どの治療を行うかは、がんや患者の状態によって異なります。基本的な治療方針については、次項でご紹介いたします。
| 治療法 | 内容 |
| 化学療法 | 抗がん剤によりがん細胞の破壊、増殖抑制を狙った治療法です。目立つ腫瘍だけでなく、わかりにくいがん細胞や予備軍治療にも効果があります。標準的な方法はCHOP療法(チョップ)と呼ばれるものです。これは、C(シクロホスファミド)H(ドキソルビシン)O(ビンクリスチン)という抗がん剤とP(プレドニゾロン)というステロイド薬を組み合わせた治療法です。CHOP療法は一定の間隔をあけて何度か行う必要がありますが、そのほとんどは外来で受けることができます。ただ、最初の投与は急な症状に備えて入院で行われます。問題なければ二回目から外来になります。だいたい1か月に1回の通院となります。 |
| 放射線治療 | 高エネルギーのX線を照射して、がん細胞を破壊あるいは小さくします。 |
| 抗体療法 | 抗体を人工的につくりだす方法です。よく使われるのがリツキサンといわれる薬です。成熟B細胞の悪性リンパ腫に効果があるといわれています。 |
| 造血幹細胞移植療法 | 抗がん剤だけでは再発の可能性が高い場合に行われます。この治療法は、大量の抗がん剤を使用し、治癒を期待する治療法です。抗がん剤を大量に投与すると、副作用で造血幹細胞が死んでしまい、白血球や血小板などが元に戻らなくなって感染や出血の危険が増します。そこで、患者自身あるいは他人から前もってとっておいた造血幹細胞を身体に戻してやると比較的安全に強力な治療を行うことができます。なお、他人からもらった場合は、副作用の頻度や死亡率が自身のものと比べて高くなるといわれています。※なお、造血幹細胞移植療法も基本的には同じ方法で、自分の造血幹細胞をあらかじめ摂取したものを大量抗がん剤投与後に移植します。 |
| 経過観察 | ゆっくりと進行するタイプの悪性リンパ腫は、全くの無症状で何年も経過することがあります。抗がん剤を使用するメリットがないと判断された場合は、定期的に検査を受け、何か症状がでたときにはじめて治療が行われます。 |
非ホジキンリンパ腫の治療
非ホジキンリンパ腫では、リンパ腫の悪性度によって治療方針が異なります。
| 悪性度 | 治療方針 |
| 低悪性度 | MALTリンパ腫や濾胞性リンパ腫で、リンパ節の腫れが身体の一部にとどまっている場合は、経過観察あるいは放射線治療が行われます。リンパ節の腫れが身体のあちこちに点在している、あるいはほかの臓器に広がっている場合には、経過観察、化学療法、放射線療法、そのほかの新しい研究的治療法(主なものに造血幹細胞移植療法)などが行われることがあります。 |
| 中悪性度 | がんの広がりが身体の一部にとどまっていれば、化学療法や、化学療法と放射線療法の併用が行われます。リンパ節の晴れが身体のあちこちでみられるようであれば、化学療法が主体になります。最近では、化学療法に加えて抗体療法が併用されることもあります。 |
| 高悪性度 | 化学療法が基本です。また、標準的な治療で効果が期待できない場合は、強力な化学療法である造血幹細胞移植療法が行われることもあります。 |
ホジキンリンパ腫の治療
ホジキンリンパ腫は、若年層にも多いがんですが、進行がんでも治癒が期待できる悪性リンパ腫だといわれています。治療は、複数の抗がん剤を組み合わせた「ABVD療法」と放射線療法が中心になります。ABVD療法は、A(ドキソルビシン)B(ブレオマイシン)V(ビンブラスチン)D(ダカルバジン)を初日に点滴し、その後13日間あけたあと、14日がんのサイクルを2回1コースとして行われます。
| 悪性度 | 治療方針 |
| がんが限定している | 化学療法や放射線療法が中心になります。両方併用して行われることもあります。 |
| がんが進行している | 強力な化学療法が行われます。化学療法後に腫瘤我残っているときは、放射線療法が追加されることがあります。 |
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臍帯血移植もしていますが私の場合は自家移植の方が数倍も辛いものでした。 本当にきつかったのは三週間くらいなのかも・・・ - 『放射線療法の体験』
僕の場合、五回の再発をしている為、トータル放射線量は多く経験しています。臍帯血移植時のTBI(フルの全身放射)や部位に行う放射線(30Gy、15Gy等)だけでも軽く10回以上はしています。・・・ - 『抗がん剤による化学療法の体験』
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