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悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫ってどんな病気?

悪性リンパ腫は、リンパ系の組織にできるがんです。全身に点在するリンパ節に、がん化したリンパ球がかたまりをつくり、さまざまな症状を起こします。代表的な症状は、リンパ節の腫れや発熱・倦怠感・寝汗といった全身症状、そのほかリンパ腫が発生した各臓器に関する症状です。悪性リンパ腫は、ほとんどのものがリンパ節に発生しますが、全身のあらゆる臓器に発生することもあります。

リンパ節って?

リンパ節の腫れ

リンパ節は、豆のようなかたちをした小さな臓器です。全身に数百個点在しており、リンパ管のところどころで異物を処理するための抗体を生産し、免疫の中心的な役割を担っています。

風邪のときに首のあたりがはれていることがありますが、あれは首のリンパ節が腫れているのです。

悪性リンパ腫の種類


悪性リンパ腫は、その組織のタイプによって、「ホジキンリンパ腫」とそれ以外の「非ホジキンリンパ腫」に分けることができます。日本人に多く見られるのは、非ホジキンリンパ腫です。非ホジキンリンパ腫の種類はたくさんあり、まれなものまで含めると30種類にもなるといわれています。

悪性リンパ腫にはさまざまな種類のものがありますが、その種類によって性質がかなり異なってきます。一般的には、病期の進行スピードに応じて3つに分類され、それぞれの治療法が検討されます。そのため、悪性リンパ腫と診断された際は、自分がどのタイプなのか、どういった治療法を行うのかをしっかりと医師に確認しておきましょう。以下にそれぞれのタイプをご紹介します。

悪性度 内容
低悪性度 年単位などでゆっくりと進行するタイプです。そのため、症状も起こしにくいので、病気とうまくつきあっていく治療が行われます。
代表的なものとしては、濾胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、小細胞性リンパ腫、形質細胞リンパ腫、菌状息肉腫などがあります。
中悪性度 月単位などで進行するタイプです。実際は悪性度の高いものもあることから、「中~高悪性度」と呼ぶこともあります。
代表的なものとしては、マントル細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、びまん性大細胞リンパ腫、抹消T細胞リンパ腫、血管免疫芽球型、鼻型NK/T細胞リンパ腫、未分化大細胞リンパ腫などがあります。
高悪性度 非常に進行スピードのはやいタイプです。発見次第、即刻治療が必要になります。病状が週単位で変化します。
代表的なものとしては、リンパ芽球性リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫、成人T細胞白血病リンパ腫などがあります。

発生の傾向

悪性リンパ腫は最近増加傾向にあるといわれています。とくに、ホジキンリンパ腫は若い女性や高齢者に多く発生するのが特徴です。いっぽう、非ホジキンリンパ腫は高齢者に多く発生するといわれています。一般的な傾向としては、年齢とともに患者は増加する傾向にあります。

人口10万に対する悪性リンパ腫の罹患率データ

データソース: 地域がん登録全国推計値

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